マサキとラカンマキの挿し木

挿し木というのは、枝先を切って土に刺しておくと、そのうち根っこが出てきて育ってクローンが作れるというものです。時間はかかりますが、大体の植物はこうやっていくらでも増やすことができます。

中には挿し木が成功しない植物もあるようですが、マサキもイヌマキも挿し木は可能ということはガーデニング関係のサイトで確認しました。イヌマキができるということはラカンマキもきっとできるんでしょう。しかしながら、実際にマサキとラカンマキの挿し木を成功させた記事がないので、ここで報告することにしました。

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挿し木の方法ですが、特別なことは何もしていません。ホームセンターに行くとこういう挿し木用の土が売っているのですが、私が買った鹿沼興産の「挿し木・種まきの土」という商品の裏には挿し木の方法がイラスト付きで書いてありました。

一応手順を書いておくと、

  1. 昨年~今年に伸びた新しい枝先15cmくらいをカット
  2. すぐに水に浸けて1時間くらい待つ
  3. 挿し木用の土を濡らしておく
  4. 土に埋まる部分の葉はむしる
  5. 大きい葉は半分に切る
  6. 良く研いだナイフで切り口をもう一回斜めに切り直す
  7. ルートンを軽くまぶす
  8. 割りばしでつついて開けた穴に枝を挿す
  9. ぎゅっと手で押して枝先が土に接するようにする
  10. 直射日光除けの白い布で覆う

こんな感じです。細かい注意点等、他のサイトでいくらでも出てくるので、もっと詳しく知りたい方はそっち見てください。手順の5ですが、どれくらいの大きさなら切るか、何枚残すかは初めてだとさっぱりわかりません。挿し木が成功しにくい植物ならいろいろ試すことになるんだと思います。

ルートンというのはこれです。15gで400円です。安い。100本くらいまぶしても全然減った感じがしません。趣味でやるなら一瓶で一生分あるんじゃないでしょうか。中身はα- ナフチルアセトアミドというもので、オーキシンの一種です。

挿し木したのは4月1週目です。マサキはすでに今年の新芽が出ていたのでそこを切りました。ラカンマキは昨年伸びた色の薄いところを切りました。4月になったばかりだとまだ寒い日もあるので、ハウスの一角で育てました。土が乾かないようにこまめに水やりをして2か月・・・

これだけ生き残ってくれました。マサキはダメなやつはうなだれて葉っぱが落ちてきますが、半分くらい生き残りました。ラカンマキはなんと、全部生き残りました。すごい体力です!

葉を半分にしたやつ、そのままのやつ、多めに残したやつ、少ないやつなどいろいろ挿してみましたが、マサキとラカンマキについては成功率の傾向は相関なしのように思います。

抜いてみて、ちゃんと発根していることを確認できました。2か月がとても長く感じました。

花を咲かせたやつもいました。しかし、この2か月で新芽を出したやつはマサキ、ラカンマキともいませんでした。新芽が出てくればまずます発根しているだろうなと確信が持てるのですが。さて、今後は個別のポットに植え替えて見守っていきます。

ウチの垣根を刷新するためにチェーンブロックで抜根していましたが、

植える木が足りないんです。。。

斑入りマサキ50本を25000円で買ったんですけどね、北側30mくらいあって、50cm間隔で植えていってまだ数本足りません。そして、南側もラカンマキで刷新したいのですが、ラカンマキは樹高が低くても値段が高い!

さらに、成長がめっちゃおっそいラカンマキを小さいうちから植えていたら、垣根として機能するまでの丸見え期間が長くなり、北側と違って人通りの多い南側ではやりにくいです。そこそこの樹高のラカンマキになると・・・執筆時点で1.2mが1本2200円。やっぱ割高ですね。ギュランパ(私の父)から5万円カンパしてもらった分は北側のマサキ50本と東側のギンバイカ18本と残りはポケットマネーで使っちゃいました。

というわけで、いつ生け垣として機能するかわかりませんが、じっくり末永く根気よく育てていきたいと思います。南側の生け垣を刷新できるのは3年後とかかなぁ・・・。