不定期投稿、樹種別薪割りレポ4「少し乾燥してきたムクノキ」

割りづらさ:★★★★★★★☆☆☆(そこそこ辛い)

あまりにも粘り強くてクサビでないと割れないムクノキは以前投稿しました。

あの状態だとマジで辛い薪割りになるので、乾燥すれば割りやすくなるかと期待してそのまま放置していたのでした。さて、梅雨がそろそろ明けるかというタイミングでもう一回割ってみました。

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いきなり中心を両断するのはまぁ無理なので、心材と辺材の境目をマトリョーシカ割りします。

バイン!

お!?

ばいんばいん、バガッ!!

という感じで割れやすくなってました。感覚として、ゴムに打ち込んでいるような跳ね返りがあると、割れはしなくても、玉にダメージを与えられているようなんですね。そういうときは同じところを打ち込み続ければ割れます。やったね✌

そして、何故か心材の端っこ部分から磨いたかのようなつるっつるの心材が切り出せました。

しかし、心材は乾燥が遅いせいか、まだまだバリッバリに絡みついていて、割るにはクサビが必要でした。心材部分の含水率は39%で、ほとんど乾燥していないです。

中には、このように斧だけで割り切れる玉もあったんですけどね。

あと、辺材部分が大きく取れた時はさらに割る必要があるのですが、相変わらず辺材部分も立たせた状態では割れません。辺材部分を寝かせて「必殺・オノヨーコ」で割ります。

結局、全体的には割れやすくなったものの、攻めの糸口は心材と辺材の境目を狙うの一点張りです。少しでも癖玉になると、癖の部分が強固すぎて太刀打ちできなくなります。癖玉でなければ斧である程度引き剥がせるので、評価としては7くらいですかね。