鉄は熱いうちに打て、薪は瑞々しいうちに割れ!?

2020年5月3日

カシの木は何故か既に生えている別の木の根元から生えてきます。元々生えていた木に喧嘩売って勝つ気でいるのでしょうか? あながちその戦略は間違っていないようで、ウチの辺りだと元の木にピッタリ寄り添いながら元の木よりも太くなり、元の木から生気を奪っていきます。恐ろしい奴です。

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そんな感じでだいぶ太くなっているし、チェンソーも新調したので、思い切って伐採することにしました。

これが伐採したばかりのカシの皮を剥いだところ。ピンクっぽいつぶつぶしたところが泡。触るとぬるりとしていて、ものすごく重くて、今まさに維管束から水を吸い上げている真っ最中の状態です。新緑の季節に切るとこうなんですね。(ほかの時期に切ったことありませんが。)

でわ早速割ってみようじゃないか。

だいぶ苦労しそうな曲者薪の形状をしていますが、一撃でこれです。薪は乾くと硬くなって割るのが大変派と、むしろ乾かしてヒビが入ったところを狙い撃ちすればすぐ割れるので楽派に分かれるようであります。しかし、少なくともカシに関してはすぐ割る方が正解かもしれません。(打ち損じもあったりして完全に割るには結局5撃かかりました。)

なんとなくですが、ケヤキに関しては割った後に繊維が絡んでスパッと割れない現象がありますが、乾かしたら絡まなくなるように思います。何の木かわかりませんでしたが、完全に芯からヒビが入って半分割れたも同然の玉を貰ったこともありますし、結局のところ瑞々しいうちに割るか、乾かしてから割るかは樹種と玉の形状によるみたいです。

あとは、ほぼワイルドツリー状態で育ったこの枝を何とかしないとな・・・