不定期投稿、樹種別薪割りレポ5「八重桜」

割りづらさ:★★☆☆☆☆☆☆☆☆(ちょろいゼ)

桜といっても、ソメイヨシノ、オオシマザクラ、エドヒガンなどいろいろありますね。今回手に入ったのは八重桜です。といっても八重桜という特定の種があるのではなく、八重咲する桜の総称です。具体的な種類まではわかりません。

広告

梅雨明けよりは前だったと思いますが、近所の方から木を切ったので適当に使えるものだけ持って行っていいとお話を頂きました。こういうのいいですね。Y字薪とか節あり薪まで回収しなくてよいので。ところが、生憎このときは家の周りが原木だらけで回収しても置く場所もなく、そのまま野ざらしになっていました。回収分の薪割りも終え、薪ストーブ稼働で少し薪も消化したので、この度ようやく回収できました。

ではいってみましょう。直径20cm強ってとこでしょうか。

デコボコしていてところどころ節があるように見えますね。

2撃で一刀両断! では次いってみましょう。

上に向けた太いほうが直径40cm弱といったところでしょうか。奥側にへこんだ所があり、ちょっと素性が良くなさそうな感じですが・・・

8撃で一刀両断できました。一撃ごとにちょっとずつひび割れて、ダメージを与えられているのがわかりました。こいつはちょろいですね。節があってもあまり関係なく割れてしまいます。同じ桜でも、

のソメイヨシノの時はかなり苦労しましたが、雲泥の差です。ソメイヨシノはエドヒガンとオオシマザクラの交配種、一方、八重桜も片親はエドヒガンかオオシマザクラであることが多いようです。しかし、八重桜は径が太くなっても比較的中身が詰まってましたし、スパイラルしていません。サクラ自体、繊維は粘る方ではないようで、あっさりスパンと割れます。こうやって素直に割れてくれると気持ちいいですね。

晩秋、昼下がりの西日を浴びて薪割り・・・いいもんです。

というわけで評価は2、ちょろいゼとします。