薪割りスト流、人力でズッコン抜根方法(ツツジ・サツキ)

2020年3月1日2022年4月1日

今38歳のたーが物心ついたときには既に植わっていた庭のツツジとサツキがあります。少なくとも樹齢30年以上ですか。手入れしていなかった期間が長かったのもあり、背丈1m以上になっていて、毎年毎年ひこばえが生えて庭を侵食している感じです。切っても切っても広がってどうしようもないんですよね。

というわけで、バックホーもチェーンブロックもありませんが、人力で抜根を頑張ってみました。結果としては全て抜根しきったゼ(とても疲れました)。

抜根の方法を調べてみると、どこでも書いてあるのがスコップとノコギリと高圧洗浄機を使う方法です。高圧洗浄機はウチにないです。代わりにハンマー、クサビ、斧ならあります。というわけで以下のようなものを使って抜根しました。

使ったもの

柄まで鉄製のスコップ(必須！！)
ノコギリ(必須！！)
刈込鋏(先に剪定しておく必要があります。ノコギリで代用は可)
万能鍬(使えね～)
両口ハンマー(まぁまぁ使える)
クサビ(使えね～)
斧(めっちゃ便利！)
5倍力システム[鉄製脚立、ロープ、カラビナ、滑車、スリング、アッセンダー](使えね～)

まずは抜根前の状態。手前のヒサカキは抜根します。奥にもう一本ありますからね。真ん中のサツキとツツジは抜根します。左のはリュウゼツランで抜根とは関係ありません。分枝を切り落とし、朽ちるのを待っている状態です。切って一年近く経ちますが、まだ鮮やかな緑色を呈しています。

二枚目は奥の方を写しました。最難関と思われる密集地のツツジで、写真だとどれがターゲットかわからない状態です。右のキンカンはほとんど食べていませんが毎年実がなるので残します。左のヒサカキは神棚に供えるので残します(奥にもう一本あると書いた方)。まったく見えませんが、ツツジの後ろに生えている(おそらく)イチイは抜きます。まったく見えないのがヒサカキの裏にもう一本、ヒイラギ。これは縁起物なので現時点では残します。鬼が嫌がるのもわかりますよ、チクチク痛いです。

風水的にヒイラギは北～北東に植えるものらしいので、できれば挿し木で増やしてそっち方面に植えて、ちゃんと根付いたのを確認してから改めて抜根したいです。

というわけでターゲットはツツジ(×2)、サツキ、ヒサカキ、イチイの5本となります。

これが3本目にやっつけた、一番でかかったツツジです。抜根で調べて出てくるオーソドックスな方法で、スコップで根切りしながら周りを掘り、刃が立たないところはノコギリで切断するというものです。ノコギリでは土を掘る能力がなく、スコップでは切断能力が低いです。それぞれの短所をカバーすべく、クサビをハンマーで打ち込んでみたのですが、クサビが根っこを避けて刺さってしまって全く使えません。万能鍬もはじき返されます。そんなこんなでここまで掘ってようやく株が持ち上がるようになりました。

さて・・・問題は密集地のツツジとイチイ。キンカンとヒサカキとヒイラギに囲まれているうえに、ツツジとイチイが近くに生えているので、それぞれの根が絡み合ってスコップもノコギリも刃が立ちません。縁石の四角い大谷石にも近いので、大谷石に添って太い根が繁茂してここも切れません。ツツジとイチイががっしりスクラムを組んでいて、独立させられない状態です。んもう無理やり引き抜いてやる！と思って5倍力システムで全体重をかけて持ち上げようとしたものの微動だにせず。チェーンブロックで抜根している動画がありましたが、チェーンブロックいったい何倍力なんだ？って感じです。

で、刃が悪くなりそうなのを覚悟でやってみたのが、斧で耕す。これが強力で、土を掘り返しながら根っこもガンガン削ってぶっちぎれます。ノコギリだと、同じ根を2か所切断しないとその先にスコップを差し込めませんんが、斧はそんなこと気にせず広範囲に削っていけます。ツツジとイチイがあっという間に独立しました。

あともう一つ有効だったのが、株の下に潜り込ませたスコップをハンマーで叩く。スコップをこの角度で差し込んでしまうと、角度がきつくて足で押すには限界があります。そこでハンマーで叩いたところ、入る入る！　ある程度の深さで掘った株の下は細い根しかないので、これでブチブチ切れました。