今シーズンの薪ストーブは終了。煙突掃除した。

2022年4月3日

もう最高気温が25℃を超えるようになってきました。さすがに薪ストーブはもう使わないと判断し、今日、大掃除することにしました。

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煙突掃除の前にまずは本体側の分解清掃。アドヴァンが取扱説明書をアップしているので、これを見て扉、転び止め、サイドプレート、バックプレート、火床 、バッフルプレートを外しました。

https://www.advan.co.jp/eshop/pdf/island-cove_torisetsu.pdf

これはアイランドコーヴェの取説、ウチにあるのはアイランドⅠ。でもアイランドⅠの取説にはここまで載っていませんし、パーツのはまり方はだいたい同じなのでこれを参考にしました。

一番難しかったのがバッフルプレート。重い。こんな風に縦向きにすると取り出せました。去年はこの取扱説明書を知らなくて、バッフルプレートは外しませんでした。去年は最初のシーズン終了後ということで薪ストーブ屋さんが掃除方法を説明しに来てくれましたが、どこまで分解するかというところまでは説明してくれませんでした。まぁタダで来てくれましたし、そこらへんは仕方ないですね。タダで来てくれただけで感謝しています。

天板も金属ブラシでこすって綺麗にしました。左側が元の状態。鍋を置くたびに鍋底に付いた水滴が天板に移って天板を錆びさせていきました。ワンシーズンやり続けるとこうなります。次のシーズンは鍋底を拭いてから載せるようにしましょうか。

煙突の外側も拭き掃除します。薪ストーブを焚いていると煙突から空気が出ていくので、その分を家の隙間から吸い込んで、常に空気が循環して家の中の空気がきれいに保たれる。って聞いたことありますか? 埃もそこそこ含んだ空気を全部薪ストーブが吸い込んでくれればいいのですが、実際のところそうではなく、薪ストーブ周辺には結構埃が溜まります。煙突にもびっしりです。

煙突のスライドアジャスター部分を短くして外します。で、ごみ袋で養生していよいよ煙突掃除です。「スパッツァカミーノ!」(わかる人いますか?「ロミオの青い空」でやってましたよね。原作の小説の題名は「黒い兄弟」です。)

ごみ袋を縛っているのはツリークライミング用のロープです。結び方は「巻き結び」。巻きであり、薪とは関係ありません。とっくり結び、マストノット、インクノット、クローブヒッチともいいます。引っ張っただけきつく締まるのが今回の用途に適しています。

二階の窓から出て煙突に行きます。ブラシは長くて運びにくいので、最大長に伸ばして下から引き上げます。作業中に事故があってはいけないので、煙突にセルフビレイします。

ちなみにこれはホンマのブラシです。ブラシもそうですが、薪ストーブ関連はホンマが安いです。ブラシのサイズがいくつかあるので、煙突の径に合ったものを選びましょう。

ハーネスはこちらです。これは小川、瑞牆あたりの外岩にも十分使えます。煙突掃除のセルフビレイ程度なら、沢用のもう少し簡易的で安いものもあしますし、近所のホームセンターで売っているのでもいいかもしれません。煙突トップを外して金属ブラシで擦り、煙突本体には掃除棒を突っ込んでいきます。

ちー「おー、いっぱい取れたね。」

煙突掃除が終わったのでスライドアジャスターを取り付けて伸ばします。去年はこれが伸びなくてすんごく苦労しました。もちっと精度よく作ってくれよ、こんなんで高級品と言えるのかねぇ。メイドインジャパンのが良かったんだろうか(これはNOVA煙突)なんて思ったりしました。でも、半年間250℃近くの温度差にさらされていると金属が伸縮するので仕方ないのかもしれません。去年よりもっと固くなった気がするぞ。去年は手で頑張って伸ばしましたが、今年はもうやってられないので当て木をして玄翁で叩きました。この方法はなかなかよいです。

中を掃除して外した部品を戻して完了。約半年間お疲れさま。来シーズンもよろしくね。