くね刈りした。説明しよう、「くね」とは・・・

2020年5月3日

題名の答えをいきなり書きますと、「くね」の意味は埼玉の方言で垣根。「くねかり」とは生け垣を刈り込むことです。ちなみに私が知っているこの界隈の方言は他に「うっちゃる(捨てる)」、「おっぺす(押す)」、「すく(敷く)」、「しゃっこい(冷たい)」、「はー(もう、こんなに早く)」なんかがあります。徒歩五分で東京都のこの地域にも、上武の方言とされる言葉なんかが伝わっているのは興味深いです。「こわい(固い)」も方言かと思っていたのですが、これは全国的に古語としてあるようでした。

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ウチの生け垣は南と西にトキワマンサク、レッドロビン、マキが植えられていて、東と北はシラカシとスダジイとモチと鳥が運んできた種で偶然生えた中高木が立っています。シラカシはこの前投稿しましたね。

今回は南と西。

南1
南2
西

どうでしょう、圧巻の量だと思いませんか? これで通年の剪定の2割くらいです。この他に北と東と庭の中があるし、庭には強敵の13m程度のクロマツがあります。表側しか写真に写していないけど、裏側も刈り込まないといけませんからね。

この2面は刈込鋏で刈っていきます。最初にやった年は背筋がバッキバキに筋肉痛になりましたが、その後は何ともないです。刈込鋏の使い方にはコツがあります。といっても大したコツではない、簡単なものです。

刈込鋏の使い方のコツ

90°に開く→腕を上げながらなるべく多くの枝を咥えさせる→勢いよく切るべし!→腕を下げる

基本はこの繰り返しです。なるべく少ない回数でたくさん刈り、一回ずつ腕を下げて休ませることが大事です。

南1
南2
西

どやぁ、ざっとこんなもんだい。西はシラカシを切ったので一番奥がぽっかり空きました。

さて、この大量に出た剪定枝、袋詰めしたらいったい何袋になるんでしょう。ウチでは一昨年から堆肥枠を作って、ここで堆肥化させています。L型鋼を埋めて雨戸4枚で仕切った90cm四方の枠。角には隙間からの水分の抜けを遅くするためにビニールシートをかけてあります。

初めて堆肥化を試みた時は一年半かかりました。昨年分は隣の枠で寝かせています。昨年分はもう少し早く出来上がりそうな気がしますが、まだわかりません。初めての堆肥化は最初全然進まず、一年後の夏にカナブンの幼虫が大量発生して、このカナブンが葉を食べてくれたおかげでその糞が堆肥になりました。今回分の堆肥ができてきたらまた投稿しようと思います。

毎年の庭木の剪定をガーデニングと言っていいものかわかりませんが、他に言葉が見つかりません。