チェンソーのレビュー HiKOKI(日立工機) CS35SB

2022年4月3日

前回、チェンソーが寿命と書きましたが、同時に代替機も既に到着していました。それが今回のレビュー対象のCS35SB。35のとおり、ブレード長が30cm、35cm、40cmとあるうちの35cmのモデルです。ツールレスでメンテ可能というところに惹かれてポチりました。

専用の緑色の段ボール箱に入って送られてきました。開けてみるとブレードと本体は分かれた状態で収まっていて、合体させたときの長さでは箱に入りません。ブレードを付けたまま元の箱に保管できたらいいなと思っていたのですが、ブレードはしょっちゅう付けたり外したりするのでまぁいいでしょう。とりあえずツールレスというだけあって、カバーを外すのは楽。ブレードを付けるときにカバー側の突起とブレード側の穴を合わせるのがちょっと見づらいけど、明るいところでやれば大丈夫です。

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50mlのオイルが付属しているので、全部注入します。全部入れてMIN表示の5mmくらい上まで満たされます。つまり40ml分くらいは、入れてもオイル残量のゲージの下に溜まるので入ったのが見えません。結構バッファー(余裕)を多くとっているのでしょうかね。

組みあがった全体像

庭先で使ってみて、5mのコードがあれば、縁側のコンセントから庭まで届くので十分でした。玉を玉切り馬に載せてゴムひもで固定して、玉切の前にこぶの切断から入ったのですが、どちらかというと縦挽きに近い切り方でもすんなり刃が進んでいきました。パワーが今まで(リョービのAC-14)とは全く違うようです。

で、次に玉切り。ブレードの先ががなんとか顔をのぞかせるくらいの直径30cm超えの玉でも、チェンソー自体の重さですんなり進んでいきます。切りたてのケヤキでも、一年以上雨ざらして乾燥しているカシでも同様。

玉切り馬にゴムひも固定で安定して切れるのは当然で、地面に直置きした玉でも安定して切れます。チェンソー自体の自重と、ブレード左側の突起で玉を押さえつけるので安定します。地面直置きの縦挽きで小さめの玉でも抑えが利きます。すばらしいですね。

あと、感動したのが、スイッチを切った瞬間に刃の回転が止まること。モーターはギュル~~ゥゥゥン・・・と慣性で止まっていくのに対して、刃はピタッ!と止まります。こんなことに感動しているのは時代遅れなのでしょうか? AC-14は完全に刃の回転が止まるまでに7、8秒かかっていたと思います。

さて、ここまでは最近のそこそこのモデルなら当然の性能なのでしょう。気になっていたツールレスでのメンテナンス。手締めで限界まで締めてしまうと、緩めるときに苦労します。若干緩めに締めるのでも十分っぽいです。

レビューは以上。これならいままでより気軽に使えますね。いい買い物をしたと思います。早速オイル買わないと。